自分が受けた衝撃を自分のフィルターを通して表現するIRON ARTIST “GRAND COBRA” 

IRON ARTIST 

GRAND COBRA 

大阪を拠点に活動し、“鉄”という素材にこだわるアイアン・アーティスト、“マッチョさん”ことGRAND COBRA。国内のアンダーグラウンド、ストリートシーンで活躍するだけでなく、2025年大阪万博のモニュメントの製作などメジャーシーンにおける作品提供も行っています。鉄を自由自在に成形し、無機質な物質に命を吹き込むGRAND COBRAの作品からは、ストリートカルチャーの匂い、そして手仕事による温かみが感じられます。 

そんな彼がお話を聞かせてくれました。 

私の地元が岡山の田舎にあるので、許可をもらい約束をして、田んぼの真ん中に作品を持っていったら怒られました。作品が想定以上のものだったのだと思います。でも、私はそういうことをしたいです。想像してください。道の両方とも田んぼの田舎道でありえないものがある感じです。 

私が村にいたときは暴走族とビー・バップ・ハイスクールの時代でした。街の中でもヤンキーと呼ばれる人は見たことがありませんでした。でも、私は、ヤンキー世代でヤンキーに憧れがありました。突っ張りテールや竹槍を見て衝撃を受けました。その衝撃を自分のフィルターを通して作品の中に反映します。それらは、日本の文化の一つであり、それを作品に混ぜ込めていけたら面白いなと思っています。そして、それが今回の作品のコンセプトであり、ベースにあるところです。 

CONTENTS